2005年のアフィリエイト意識調査からわかること

95%の人が5000円も稼いでいない、という話しはいったいどこから出てきたのかな、と前回紹介した調査の2005年版を見てみました。

アフィリエイト・プログラムに関する意識調査 2015年

アフィリエイト・プログラムに関する意識調査 2005年

日本のアフィリエイトは2000年から開始されたということですが、アフィリエイト元年と位置付けられているのは2004年だそうです。11年も前の話、とも思うけれど、たった11年しかたっていない新しいビジネス様式、とも言えますね。

さて2005年の調査結果です。アフィリエイトを始めて1年未満の人が70.5%を占めています。1年以上~2年未満が 18.1%で、合計 88.6% の人が2年未満だということです。

収入についての回答。収入はないが26.9%、1000 円未満が43.4%で、7割の人が1000円も稼げていません。1000円から5000円未満が19.3%で、合計89.5%の人が5000円未満ということになります。

アフィリエイトという新しいビジネス様式が始まったばかり、アフィリエイターも試行錯誤の状態だったでしょう。この時代に収入が少ない人が多いのは当然の結果ですね。

あれ?

2005年の調査結果でさえ、5000円未満の人は約90%。95%にならないな。

あの95%の人が5000円も稼げていない、というのはいったいいつのどこの調査なのでしょう。

2015年の調査結果から、アフィリエイターは言われているより稼げているのじゃないか、と思うわけですが、やっぱりアフィリエイトは楽に稼げちゃうんだよ、と言いたいわけではありません。

前にも書いた通り、稼いでいるアフィリエイターは「1日5分のクリックだけ」で稼いでるわけではないということ。ちゃんと日々、それなりの時間を作業に充てているということです。

それとこれは私の想像ですが、アフィリエイトを始めようと思って、あまりの作業量の多さに挫折してしまう人が多いのじゃないかと思っています。そういう、始めたか始めないかわからないくらいの初期に挫折してしまった人の数はどこの調査にも出てこないけれど、相当数いるんじゃないかな。

ネットを見ると、アフィリエイトは簡単に儲かっちゃって、時間にも縛られない自由な夢のようなビジネス、と勘違いしてしまうような売り文句がたくさんあります。そんなことを夢見てアフィリエイトを始めようと思った人は、現実を知って、そのギャップに投げ出してしまうのではないかしら。

でも昨日、一昨日と書いたように、95%の人が5000円も稼げてない、なんていうことはありません。

楽に稼げるわけじゃない。けど、頑張れば結果もちゃんとついてくる!ってことですよ。

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